パラジウムめっき・Pdめっき
パラジウム系金属めっき・Pdめっきは、金めっきに比べ安価であり、更に高硬度めっき被膜です。パラジウム系金属めっき・Pdめっきは、半田転写(半田カス)が付着しにくい特性があると言われています。 空気中の有機物質がめっきの触媒作用で重合(ポリマー)化し、摩擦ポリマーを生じさせ、動作に影響を与えることがあります。 摩擦ポリマーを防止するためには、パラジウム・コバルトめっき表面にAuめっきを薄く(0.2~0.5μ程度)めっきすると効果があると言われております。 パラジウム系金属めっき・Pdめっきは、マイクロクラックが生じやすく、自重の4倍もの水素を吸蔵する特性があるため、めっきのコントロールが難しいめっきです。 一般的には、電気接点や半導体検査プローブなどに使用されています。